不動産の契約の場合は世の中の商取引と違い色々と準備するものがあります。今回は
「新築一戸建てを購入する際に必要な持ち物」
を契約前から引き渡しの流れに沿って書いていきます。
(住宅ローンを組む前提で書きます、現金購入の方は少し持ち物変わります)
■契約前
契約の準備として
・実印
・認印(実印だけでも構いません)
・身分証(免許証などの顔写真付きの物)
・収入印紙
(5000万円までの物件の方は1万円、5000万以上は3万円。売買契約書に貼付します。※軽減税率に合わせています)
・住民票1通(マイナンバー、本籍の記載なしの物)
・印鑑証明書1通
・手付金(売買価格による)
不動産の契約に必須なのは
・実印、または認印(印鑑)
・身分証
・収入印紙
・手付金(現金)
です。
住民票と印鑑証明書は
「表示登記」
の申請に必要になります。
(表示登記は土地家屋調査士がこれから生まれてくる建物に対して登記する事)
引き渡しまでの時間が新築戸建て購入の際はは短いことが多いので、契約の時に表示登記に必要な住民票や印鑑証明書を用意して頂き、書類に記入する事が多いです。
■住宅ローンの申請(事前審査)
・源泉徴収票または確定申告
(人によっては2期、3期分必要な時があります。)
・免許証
・健康保険証
が必要です。
■住宅ローンの本申し込み
事前審査が既に通っている場合は、基本源泉徴収などの再提出はありません。
必要なのは
・課税証明書
・住民票(マイナンバー、本籍省略)
になります。
(金融機関によって多少違います)
他に謄本、公図、建築確認などの不動産書類が色々必要ですが、そういう書類は当社の場合はこちらで銀行に送っています。
■金銭消費貸借契約(通称、金消【きんしょう】)
(きんしょう、と略していう事が多いです)
銀行に行きローン契約するのですが、空いてるのは基本
「平日」
になります。
土曜日空いている金融機関もあるのですが、予約がすぐに埋まってしまいます。
なので有給や午前休、午後休などを取得してこのローン契約に行かれる方は多いです。
ここで注意していただきたいのが
「新住所にしますか?それとも旧住所にしますか?」
と聞かれます。
この意味は
「家を購入した場合に謄本に記載されている住所を購入する家の新しい住所にするか?それとも今住んでる(賃貸など)住所にするか?」
という意味です。
メリットデメリットは毎回確実に皆さまに聞かれます笑。
書いていくと
■新住所にするメリット・デメリット
・新住所にすると新しい謄本に新しい住所の記載があるので将来売却する時に住所変更登記などのお金や手間がかからない。
旧住所にすると現在の賃貸などの住所になる。
・新住所にすると引っ越しする前に
「引っ越しました」
と役所に行き、自己責任で嘘つかなくてはいけない笑。
私たちとしてはどっちでもいいんです。
この良くない慣習はずっと続いてます笑。
若いころは
「そんなウソよくない!」
と強く思ってましたが・・・
仕方ないこともあるんですよね・・・
(金融機関によってはローンの条件が「新住所」が条件の時もあります)
結果としてはほぼ100%近くのお客さんが
「新住所」
にてローン契約していくのが事実です。
そして新住所にしても特に問題は起きていないのが事実です。
この件に関しては契約になった時に詳しくご説明します。
(新住所の住民票を取得したら当社にFAXまたはスキャンしたPDFを送ってください。住宅用家屋証明(登記費用を減税出来る)に必要になります。
話戻しまして新住所でローン契約する際に必要なものは
・新住民票(マイナンバー、本籍省略)※1~3通
・新印鑑証明書 ※1~3通
・免許証
・実印
・銀行印
・収入印紙
などです。
■引き渡し(決済)
引き渡しの時に必要なのは
・銀行印
・実印
・免許証
・通帳
になります。
(住民票や印鑑証明書が必要な時もあります)
契約前から引き渡しまでに必要な持ち物書きました。
「よくわかんない」
と思うと思います笑。
それは問題ありません。
その都度ご説明しています。
私も今回の内容書いて色々と曖昧に書くしかないのが本音です。
というのも何回か書いていますが
「金融機関によって違う」
事がほとんどなんです。
人生で20を超える金融機関とローンの手続きやっていますが、いまだにわかんない笑。
覚えたとしても金融機関も1~2年たつとルール変わることもよくあるんです。
「じゃあどうすればいいのか?」
というご質問に対してですが、
「少し住民票や印鑑証明書が無駄になってもいいのでしたら多めにとっておいてください」
が答えになります。
何回も役所なり行くのも大変ですしね。
(マイナンバーカードある方はコンビニなどでも取得出来たりもします)
そして住民票を取る際に気を付けて頂きたいのは
「マイナンバー、本籍省略」
についてです。
この番号が記載されていると銀行や司法書士が受け取れなくなるんです。
気を付けてくださいませ。
最後にまとめますが、必要と思われる持ち物は
・住民票(1通から2通)
・印鑑証明書(1通から2通)
・新住民票(2通から3通)
・新印鑑証明書(2通から3通)
・免許証(顔写真付きの身分証)
・健康保険証
・源泉徴収票または確定申告
・課税証明書
・収入印紙(売買金額による)
・実印
・銀行印
・通帳
になります。
人によって他にも必要なものがありますが、大体の方は上記の物をご用意いただくことがほとんどです。
読んでいただいてよくわからなくても問題はありません。
その都度必要な持ち物などはご説明します。
なんとなくでいいので
「不動産を買うときにこういうの必要なんだ・・・」
と思って頂ければ幸いです。
↑日常や不動産の話を色々書いてます。
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かなりのボリュームではありますが、お客さんからよく聞かれる質問について書いてます。
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お客さんから申し込みから引き渡しまでの間によく聞かれる質問内容をまとめました。わかりやすく読みやすいように意識して書きました。
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安い建売にはやはり理由があります。
案内の時にお客さんに説明するような感じで時間かけて丁寧に書きました。