ここ最近お客さんとお話しする中で「ARUHIのフラット35にしようと思います」
と言う方が多いです。
そしてARUHIの支店担当者や本社に電話して色々と事前審査の内容について詳しく聞きました。
一言で言うと
「非常に使えるな」
が私の印象です。
内容書いていこうと思います。
あまり知られていないので書きますが事前審査は2種類あります。
1つは
「ネットで簡単にできる事前審査」
もう1つは
「個人の信用情報を審査した上での事前審査」
になります。
いきなり結論から書きますが、不動産を購入する際に購入する意思として
「購入申込書」
があります。
その書類の中に
「事前審査は通っていますか?」
という文面があります。
(当社の書式の場合)
これはどういうことかと言うと
「売主からすれば買主がどういう人なのかがわからない。
まずは本当に家を買える人なのかを知りたい。
それがわからなければ値段交渉の話し合いにも応じないし、契約もしない。
だからまず売主から見て買主が購入できる根拠を教えてほしい。
なので事前審査通っているかの確認がまず先だ」
になります。
もっとわかりやすく書くと
「事前審査通っていないと売主から相手にされない」
です。
売主も仕事ですしビジネスなのでここは当然の意見です。
(現金の方や、自己資金多く持ってる公務員、一部上場企業の方などは事前審査なくても大丈夫なケースもあります)
「家が欲しいのならまずは事前審査が絶対に必要」
そう思って頂いても構いません。
それくらい重要ですし、いざ気に入った物件がやっと見つかっても、事前審査をしていなくて、後から申し込んできた事前審査が既に通っている買主に抜かれることなんかはよくあるんです。
そして事前審査は先ほども書いたように2種類あります。
1つ目のネットで簡単に出来る事前審査は我々不動産業界の人間からすると
「その事前審査は意味をもたない」
という判断になることが多いです。
理由を書いていきます。
仮にですが、大手都市銀行のみずほ銀行で事前審査を提出するとします。
その場合に必要なのは
・販売図面(チラシ)
・源泉徴収票(または確定申告)
・免許証の表裏
・健康保険証の表裏
になります。
このセットを提出すると
・いくらまで借りれるのか(返済比率)
・個人情報の信用
が確認できます。
いくらまで借りれるかはその人の年収次第です。
(1つの目安として400万円以上だと金額借りやすくなります)
今回書きたいのは
「個人情報の信用」
についてです。
これは非常に大事な内容なんです。
(銀行によって個信、与信、保信、と略したりします。)
どういうことかと言うと
「この人が過去にクレジットの滞納、破産など本当にしていないか?」
がわかるんです。
不動産業界長くかかわると色んな人見ます。
・年収1000万円
・お勤め先一部上場
・35年ローン組める年齢
・物件価格3000万円
こういう人でも本当に時々ですがこの事前審査で落ちたりします。
話をよくよく聞くと、過去にクレジット滞納したりしていてカード会社から
「ブラック」
の扱いされてるんです。
(そうなると7年から10年ぐらいはカード作れなくなる、ローン組めなくなる、と言われています。正確な事は私もわかりません。)
売主の立場を考えてみてください。
契約をした。
その契約の中には
「ローン条項」
と言って、白紙解約になる条項がある。
預かった手付金も返さなくてはいけない。
買主からするとリスクはありません。
ただ売主や我々仲介からするとそれは無駄に時間を費やしただけです。
多くの労力、人件費がかかっています。
こういう事がないように
「個人情報の信用を確認できる事前審査」
が必要なんです。
ネット銀行の簡易審査があまり意味がないことがわかって頂けたらと思います。
そして今までは大手都市銀、地銀、信金、ネット系の店舗ある銀行でしか出来ませんでした。
今回縁あってARUHIの担当者、更に詳しく聞きたかったのでARUHIの本社にも電話して内容確認しました。
「ARUHIのWEBで申し込む事前審査は個人情報の信用も確認してくれる、そして家を購入する際に有利になる事前審査」
となっています。
ARUHIの事前審査の流れとしてはまず
「WEBで入力」
になります。
この際に免許証や源泉徴収などの書類は必要ありません。
(嘘は書いちゃだめですよ笑)
お勤め先やお名前、年収、他の借り入れなど素直に嘘つかずに記入してください。
入力が終わって通常数日位以内にARUHIの担当者から電話が来ます。
入力の内容の確認と本人確認の電話です。
ここまで終わるとARUHIは
「事前審査」
が始まります。
ARUHIに聞いたのですが、この事前審査は入力内容に偽りがない限りそれなりに信ぴょう性の高い審査との事です。
(後で本申し込みした時にローン審査落ちることは基本的にないそうです)
また個人情報の信用については、CIC、JICC(日本信用情報機構)、KSC(全国銀行協会)の3社の個人情報信用機関に確認するとの事でした。
この3社は簡単に言うと
「カードや携帯、借入などの個人情報を持っている会社」
です。
なのでこの3社に問い合わせると個人の人の借り入れや滞納、滞納事故などがわかるんです。
現在私が知る限りですが、WEBでここまでの審査してくれるのはARUHIのみです。
(今後は増えてくると思います)
お客さんの立場からすれば、店舗行くのは少し敷居高くも感じると思いますし、時間もかかります。
ARUHIでしたら、自宅にいながら事前審査出来るんです。
ARUHIの事前審査をしたからと言って
「ローンを組む際にARUHIにしなくてはいけない」
というわけではありません。
1つでもいいので
「個人情報の信用が確認し終わった事前審査」
があると、家探しが非常に有利になります。
値段交渉もしやすくなりますし、同時に違う申し込み入った時でも自分が購入できるチャンス増えますしね。
ARUHIのHPに行ったら
「WEB事前審査」
から入力していってください。
物件の価格や内容などを入力しなくてはいけなくなりますが、とりあえず今自分が検討している物件で構いません。
(販売図面など必要な場合はお送りします。
クイック事前審査は少し審査緩めの様なので、真剣に探してる方はWEB事前審査の方が良いみたいです)
その後ARUHIに本申し込みする場合は
「近くの店舗に行く」
「郵送でやり取り」
の2パターンとの事でした。
急ぎの場合は店舗の方が断然早いです。
(適合証明書は新築戸建ての場合売買契約が終わった後に売主が手配する事が多いです。
金額は5万円~10万円くらいになります)
私の率直な感想として
「時代変わったな・・・」
と思います。
10年前くらいはまずみずほ銀行、東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行の大手3つでまず事前審査して、通らない人は地銀や信金で再度検討する、というのが基本でした。
それから少したって住信SBIネット銀行が出てきました。
私の感覚としてはネット銀行系のパイオニアです。
そして今・・・
色んな銀行あります笑。
本当に選択肢が多くなりました。
お客さんによって商品の好みだったり、銀行のブランドだったり、使ってる口座、引き渡しまでの期間が短くて早くローンを出してくれる銀行、なんだかんだで金利、長期固定がいい・・・
要望も多様化しています。
我々のスタンスとしては
「お好きな金融機関選んでください」
になります。
引き渡しまでに間に合わない、などを除いては買主さんの1番の希望の金融機関で選んで頂いています。
ARUHIの事前審査は覚えておいてくださいませ。
予算などは皆ある程度決まっていると思います。
その予算の中でとりあえず事前審査は1番高い金額で出してください。
なぜかというと
「ローン金額を減額する時は簡単に出来るが、ローン金額を増額する場合はまた一からやり直し」
になるからです。
最後に書きますが、私は別にARUHI信者ではありません笑。
癒着もないですしね。
冷静に考えたうえで
「ARUHI・・・使えるな・・・」
と思ったんです笑。
参考にしてくださいませ。
↑日常や不動産の話を色々書いてます。
↑
かなりのボリュームではありますが、お客さんからよく聞かれる質問について書いてます。
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お客さんから申し込みから引き渡しまでの間によく聞かれる質問内容をまとめました。わかりやすく読みやすいように意識して書きました。
↑
安い建売にはやはり理由があります。
案内の時にお客さんに説明するような感じで時間かけて丁寧に書きました。