以前当社でご購入いただいたお客さんが「三方角地」
の物件を購入されました。
「この土地珍しいですよね」
とお客さんに言われたことをよく覚えています。
少し説明書いていきたいと思います。
三方角地は道路に面している部分(間口)が3方向の道路に面しているんです。
通常の不動産の場合は
「一方」
になる事がほとんどですし、普通な事ではあります。
スーモなどの不動産サイト見ていくと
「接道」
と書いてある欄に
「東4メートル」
とか
「北8メートル」
など見かけるかと思います。
こういうケースは一方という表現になります。
「角地」
の場合は2つの道路が物件に面していて物件です。
表示としては
「北4メートル、東6メートル」
や
「南8メートル、西4.5メートル」
などの表現になります。
少しややこしいのですが
「角地」
と
「二方道路」
だと意味が違います。
角地の場合は土地に角の部分があります。
この場合だと基本的には
「角地緩和」
が適応されます。
角地緩和があると建ぺい率が10%アップするんです。
「角地でない物件と比べると家が少し広めに作る事が出来る」
と思って頂くと1番わかりやすいかと思います。
二方道路の場合は
「角地ではないけど2つの道路に面している」
という意味合いです。
(会社や不動産屋によって多少表現は違うケースあります。
角地も2つの道路に面しているので二方道路と言えば道路です)
表現の仕方としては
「北5メートル、南7メートル」
「東4メートル、西4メートル」
などの表現になります。
この場合は土地に角の部分がないので角地緩和は使えません。
そして今回の三方角地ですが
「3方向の道路に面している」
という物件になります。
最初にも書きましたがなかなかないです。
時々見つけると
「おぉ~~」
と思う位珍しい物件でもあります。
その中でも
「東、南、西」
に面している三方角地の物件があったりします。
日当たりがとても良いんです。
南側は道路になっているので、今後家が建つことはありません。
東側も西側も同じです。
不動産で高い土地と言われているのが
「東南角地」
になります。
この理由としては東側から朝日が入る。
昼も南向きで陽が入る。
家が明るくなる。
だから欲しい。
と言う理由です。
その次が
「南西角地」
と言われています。
朝日が好きじゃない方もいらっしゃるんです。
「それよりは昼から夕方にかけて陽が入る方がいい」
という方もいらっしゃいます。
誰から見ても東南角地はよく見えるんです。
そして不動産屋もそのような事はもちろんわかってます。
安く売る事はありません。
最大のデメリットは
「そのエリアの中でかなり金額が高い」
という部分です。
他の一方道路の物件と比べると明らかに金額は変わります。
「東南角地限定」
の方もあまり多くはありませんがいらっしゃいます。
このような方達は長く探す傾向にあるんです。
なぜなら
「東南角地の物件がそもそもあまりないから」
という理由です。
そして長く探していると
「安い角地の物件はないんだな」
と理解されるんです。
このような方が三方角地を見つけると、うきうきされます笑。
(控えめな感じではありますが、本当にうきうきした感じになるんです。
一時的に盛り上がってる感じではなく、本当に欲しいと思う表情されます)
案内していても窓から三方向を見渡し
「いいな・・・・」
と呟くんです。
お客さんも金額高い事は理解されてるんです。
そしてこういう物件がそんなに出てくるものでもない事も理解されてます。
三方角地は我々不動産屋から見ても珍しい物件です。
どうしても近隣の物件と比べると金額は高くなりますが、他にはない解放感ある土地でもあります。
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かなりのボリュームではありますが、お客さんからよく聞かれる質問について書いてます。