まず法務局で売買の対象の謄本、公図、測量図、建物図面、隣地の要約書を取ります。 なぜこの作業をするかというと極端に言ってしまうと 「本当に売主の持ち物なのか?売主が言っていることが正しいのか?」 という事を第三者の仲介会社である私たちがまず確認する作業です。 新築物件の場合は売主が宅建業者の法人なのでほぼ心配ないのですが、中古戸建や土地、中古マンションの場合だと売主さんが個人の方の為、昔の事で忘れていたり勘違いするケースなどが時々あります。 どのような事があるかというと
法務局に行った後は役所に行きます。役所といっても普段皆さんが使われているような場所ではなく、エリアによって名前が違ったりしますが「建築指導課」や「建築審査課」という場所です。 ※さいたま市の場合は、北部建設事務所(大宮区役所内)と南部建設事務所(中央区役所内)です。 ここでどういうことを調べるかというと
役所の調査が終わると最後は水道局です。 水道といっても上水道、下水道の両方を調べます。 水道関係で一番気をつけなくてはいけないのが 「自分の家の水道が隣地の敷地を通っていないか?」 です。 修理するときなどに隣地の承諾が必要な場合や、ご近所トラブルの原因にもなるので、出来る事なら前面の道路から直接自分の敷地に配管が通っていることが理想です。
このような調査をした後、会社に戻りガス管の位置の確認。 それから重要事項説明書、売買契約書に調べた内容をパソコンに打ち込んでいきます。 (何回も確認します。ミスの許されない大事な書類なので。) またお客様に渡す 「謄本、要約書、公図、測量図、建物図面、建築確認証、検査済証、重要事項の説明資料」 などを見やすいように準備します。 ※物件によってお渡しする資料は増えたり減ったりします。
このような事をお客様との重要事項の説明の前に準備します。 役所等に行き、書類を作ったり準備したりで約10時間近くかかります。 その為購入申込書を頂いてから早くて3日後くらいでないと契約まで準備が出来ませんし、お客様にも報告する時間もありません。 いまだにお客様の方から 「別の不動産会社で物件見に行ったら、その日に契約迫られた」 というご意見を頂きます。 担当している営業が物件を調査している人間ならまだ良いのですが、 仲介の人間で自分で調査せず、会社からの命令、または自分の為に契約を迫る。 お客様のことより自分や会社優先。 ぞんな現場は実際に見てきました。 不動産業界が評判良くない理由もこういう事なのかと思います。
私たちの基本方針は 「納得して満足していただく」 です。シンプルな言葉ですがこれに尽きると思います。 単純な事ですがお客様から 「お願いして本当に良かった。ありがとう」 と言われることは素直に嬉しいです。 その「ありがとう」をいっぱい言って頂ける会社にしていくのが、ゼロさいたまの目標です。 私共の方針や、契約前にする「調査」の事を知って頂ければ幸いです。
※出来る限りわかりやすく説明する為に難しい内容は多少省かせて頂きました。 不動産は1つ1つが全く違う性質を持っていて同じものは1つもありません。 調査の内容や資料なども物件によっては少し変わる事があります。 不動産業界のプロとしてお客様以上の知識で徹底的に調べます。 調べる内容によっては少しお時間頂く場合もありますが、何でも聞いてくださいませ。